2024年、日本のストーカー被害相談件数は年間約2万件(警察庁)。 このうち「SNS・電子メール等を利用したもの」が全体の41.3%を占め、 デジタルストーキングは現代ストーキングの主要手段となっている。
追跡手段の分類
1. AirTag・GPS発信機(物理追跡)
Apple AirTagやGPS発信機(数千円〜)を車・カバン・コートのポケットに隠す。 AirTagはiPhone利用者には検出通知が届く機能があるが、Androidユーザーへの通知は遅延する。 定期的に「Tracker Detect(Apple)」または「AirGuard(Android)」で周囲をスキャンすべきだ。
2. スパイウェア(デジタル追跡)
「Stalkerware」と呼ばれるアプリは、通話録音・SMS読み取り・カメラ遠隔起動・位置情報送信を行う。 スマートフォンを1分間物理的に操作されれば仕込める。 バッテリー消費の急増・データ使用量の異常増加が発覚のサインだ。
3. SNS投稿メタデータ分析
写真には撮影時刻・GPSが埋め込まれている(EXIF情報)。 Instagramは自動でメタデータを除去するが、Twitterの旧仕様では一時期位置情報が含まれていた。 「背景に写り込んだ建物・コンビニの看板」から現在地を特定するOSINT(公開情報収集)も使われる。
4. Wi-Fiプローブリクエスト追跡
スマートフォンは自動的に周囲のWi-Fi情報を「プローブリクエスト」として送信する。 特定の機器を設置すれば、ターゲットの自宅・職場のルーターMACアドレスを記録でき、 帰宅・外出のパターンを把握できる。
自分が追跡されているか確認する方法
- 車の下・ドアポケット・タイヤハウスを懐中電灯で確認
- iPhoneの「セーフティチェック」設定でストーカーアプリの権限を確認
- AndroidはPlay Protect・Malwarebytesでスキャン
- 定期的に「AirGuard」アプリを起動してトラッカーを検出